食品添加物の「用途」と表示方法を食品表示のプロが解説

AF品質管理メールマガジン 2019.9.26発行号

こんにちは、オージーフーズ品質管理部の和田です。涼しい日が増えてきて、そろそろ秋を感じるようになりました。

今回は食品添加物の表示のポイントについて説明させていただきます。

【一括表示ポイント講座】食品添加物の表示(1)

なお、以前のメルマガでも食品添加物について触れておりますので、こちらもあわせてご覧ください。

今回は食品添加物についてです。保存料や甘味料など(食品表示基準 別表第6)で示された8種類の用途に使用される添加物は、その用途名を併せて表示しなければならず、詳しく説明しています。食品添加物の表示にも色々なルールがありそれらを正しく理解して間違いのない表示をしていきましょう。

基本的には食品添加物には用途使用基準が規定されています。

例えば、亜硝酸ナトリウムの用途は発色剤、食肉製品や鯨肉ベーコン等の食品に使用可能といったように個別に細かく規定されています。

食品表示では、この用途に関する間違いが時折見られます。

効果からの用途の間違い

以前のコラムで食品添加物の用途名併記について触れておりますが、この用途名併記する食品添加物の内、保存料には次のような食品添加物があります。

用途名併記する保存料の例

  • 亜硫酸ナトリウム
  • 安息香酸
  • ソルビン酸
  • 二酸化硫黄

…等々

このような保存料の用途が規定されている食品添加物以外では「保存料(〇〇)」といった表示はできませんが、よく間違える食品添加物としてはエタノール(酒精)があります。

エタノールは食品に添加すると微生物の抑制効果があることから、適切に使用することで賞味期限の延長が見込めます。そのため、エタノール=保存料と捉えられている事が時折見られますが、エタノールは保存料としては規定されていません。

この場合の用途としては製造用剤(日持ち向上剤)となりますので、ご注意ください。

複数の用途をもつ食品添加物

食品添加物の中には複数の用途をもつものがあります。

例えばソルビトール、こちらは保湿性向上等の目的で製造用剤としての用途と、甘味料としての用途があります。

食品添加物は基本的には使用する際に「主たる用途」を決めて使用します。

ソルビトールの様な複数の用途をもつ場合、この「主たる用途」が重要になります。

  • 主たる用途が「製造用剤」の場合 →表示は「ソルビトール」
  • 主たる用途が「甘味料」の場合  →表示は「甘味料(ソルビトール)」

ソルビトールは製造用剤として広く使用されているため、「ソルビトール」と記載されていることが多くあります。

しかし、甘味料として使用した場合は「ソルビトール」と記載できません。

主な用途によって同じ食品添加物でも記載方法が変わることがありますのでご注意ください。

弊社では、食品表示チェック、表示案の作成のご依頼も承っています。

「通販を始めたいがどうしたらいいかわからない」など表示関係で何かお困り事をお持ちでしたら、オージーフーズ品質管理サポートサービスまでお気軽にお問い合わせください。

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和田
和田
品質管理歴15年の品質管理部アシスタントマネージャーです。前職は健康食品メーカー。趣味はB級グルメ食べ歩き。

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