日本版包装前面栄養表示ガイドライン(日本版FOPNL)が2025年度中に公表される見通しとなっております。どのように対応したらよいかやガイドラインの内容について解説します。
日本版包装前面栄養表示ガイドライン(日本版FOPNL)とは、食品の表面(主要面)に栄養成分値と1日の摂取目安に対する割合を表示する際のガイドラインです。

目次
どのように対応したらよいか
結論として、包装前面栄養表示は義務ではありません。
日本版包装前面栄養表示ガイドラインは「食品表示基準に位置付けないガイドライン」とされており、表示していない食品が違反になることはありません。
しかしながら、消費者の健康の維持・増進のため、一部範囲外の食品を除き積極的に表示に取り組んでいくことが期待されています。
栄養成分日本版包装前面栄養表示ガイドラインについて
ここからは栄養成分日本版包装前面栄養表示ガイドラインの内容から、表示する場合に注意すべき点を解説いたします。
なお、2026年2月20日現在、正式なガイドラインは公表されていないため、ガイドライン案をもとに記載しております。
食品の範囲
「1食分が適切に設定できる食品」となります。
砂糖やしょうゆなど、料理によって使用量が大きく変動する食品は想定されておりません。
また、特別用途食品の「病者用食品」「乳児用調製乳」と、「酒類」は範囲外とされております。
基本的な表示方法

消費者庁が示す日本版包装前面栄養表示に用いる様式の見本例(図1.)をもとに、縦向きに記載することも可能です。
日本では塩分の摂りすぎが問題とされているため、食塩相当量のみ二重線で囲われています。
表示にあたっては以下の点に注意が必要です。
表示にあたっての注意点
義務である「栄養成分表示」と食品単位を一致させることが望ましいですが、少なくとも包装前面栄養表示は「1食分+1食分の量」です。
(1 日の摂取目安はエネルギー 2,200kcal、たんぱく質 85g、脂質 70g、炭水化物 320g、食塩相当量 7.0gです)
販売時と摂取時の栄養成分等の量にかい離が生じる食品の取扱い
販売されている状態そのままでは通常食べない、以下のような食品は実際に食べる状態の数値を記載することが望ましいとされております。
・水で希釈するもの(例:濃縮ドリンク等)
・水で塩抜きするもの(例:塩蔵わかめ、塩蔵くらげ等)
・湯切りするもの(例:カップ焼きそば、生麺等)
・一般的に牛乳等の単品を加えるもの(例:ココア、シリアル等)
その際は下記の情報を表示してください。
・調理に用いる食品の種類やその量が分かるよう調理方法を表示。

その他留意点
すでに熱量だけや食塩相当量だけなど、図1の様式ではない形で前面に表示されている商品については、当面の間、そのままでも差し支えないとなっておりますが、ガイドラインには「ガイドラインに参考にした取組を積極的に推進することが期待される」と記載されております。
栄養成分値を小数点以下何位まで記載するかや、0と表示できる量は定められていませんが、義務である「栄養成分表示」と同様の基準で記載すれば問題ありません。
ただし、食品単位当たりでエネルギー1kcal 未満、たんぱく質、脂質、炭水化物1g未満、食塩相当量0.1g未満は、以下の例のように表示することが可能です。
あとがき
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今回の更新はオージーフーズ、上級食品表示診断士の関根が担当いたしました。
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