ふぐの食中毒について

1. ふぐ毒とは

フグによる食中毒は、フグの体内に含まれるテトロドトキシンと呼ばれる神経毒が主な原因として起こります。

テトロドトキシンは、青酸カリの1,000倍以上の毒性を持つと言われており、酸に強く、塩もみ、水にさらす、加熱などの調理では、無(弱)毒化されることはありません。

※加熱すれば大丈夫、ということは絶対にございませんのでご注意ください!!!

2. ふぐ毒の症状

中毒症状は、食後20分から3時間程度の短時間で発症します。
重症の場合は、呼吸困難で死亡する場合があり、発症から死亡するまでの時間が短いことが特徴です。
また、ふぐ中毒には確実な治療法、解毒薬等はなく、人工呼吸等の対症療法を行って回復を待つしかありません。


厚生労働省ホームページ 自然毒のリスクプロファイルより

3. ふぐ毒の箇所

ふぐの毒性や毒のある部位は、ふぐの種類によって全く異なります。

ふぐの種類を鑑別し、有毒部位を確実に取り除くためには、専門的な知識と技術が必要です。
そのため、国内では、厚生労働省により食用可能なフグの種類、部位、漁獲海域が定められており、専門のフグ処理者により調理されたフグが消費者に提供されております。

厚生労働省が定めたフグの種類、部位以外の販売、提供等は食品衛生法で禁止されています。

※違反した場合は、3年以下の懲役又は300万円(法人の場合は1億円)以下の罰金)が課せられます

4. 可食可能なふぐの一覧

※1:コモンフグ及びヒガンフグの中で、岩手県越喜来湾、釜石湾、宮城県雄勝湾で漁獲さ             れたものは食用にできません。

※2:ナシフグは、

「筋肉」有明海、橘湾、香川県、岡山県の瀬戸内海域で漁獲されたものに限る
「精巣」有明海、橘湾で漁獲され、長崎県が定める要領に基づき処理されたものに限る

5. 追記

今回は、フグ毒についてご紹介いたしました。

これからの時期、食べる機会が増えるかもしれませんが、その際はぜひお気を付けください。

食品表示の作成で、不安やお困りのことがある時は、私たちオージーフーズの品質管理チームにお任せください!

店頭販売はもちろん、テレビ通販やカタログ通販など、様々な媒体で取り扱われる食品の経験が豊富な食品表示診断士の資格者がしっかりサポートとチェックをいたします。どうぞお気軽にお問合せください。

品質管理全般で問題がないかご不安な方は、
食品表示・品質管理お悩み相談」(年間90,000円(税抜))にお申し込みください! 質問を何回でもお受けいたします。

また、表示等について、人手が足りない方、正確な内容になっているか不安な方は是非「食品表示チェック」「食品表示案の作成」「規格書作成代行」や「規格書照合」サービス(15,000円~)、「微生物検査」(基本3項目:4,800円)、「栄養成分分析」(基本5項目:10,000円)、「栄養成分の計算」(5,000円~)、「
eBASE入力代行」サービス(20,000円~)にご依頼ください!


※BtoBプラットフォーム規格書は利用規約の関係で作成代行をお受けしかねます。
秘密保持契約を締結することも可能です。


今回の更新はオージーフーズ品質管理の鎌田が担当いたしました。

The following two tabs change content below.
鎌田
管理栄養士の資格を持っています。好きな食べ物は餃子と桃です。

トップページへ

株式会社オージーフーズ〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-7野村不動産南新宿ビル2階

  • Pマーク
  • 当社の個人情報保護方針は
    プライバシーポリシーをご覧ください。
品質管理チーム直通
お問合せフォームはこちら≫

電話は03-5367-2327まで