調理冷凍食品とは。調理冷凍食品の食品表示項目や実例を解説

調理冷凍食品について食品表示のプロが解説します。調理冷凍食品の食品表示項目について、わかりやすい実例を交えて解説する食品表示講座です。

調理冷凍食品の定義から、調理冷凍食品の表示の決まり事について解説します。

調理冷凍食品は食品表示基準指定品目として、個別で定義と表示基準が定められているものがあります。例えば「冷凍エビフライ」も調理方法や原料によって表示に求められる事項が変わるんですよ。ポイントごとにご説明いたしますので、ぜひご一読ください。

調理冷凍食品について

調理冷凍食品とは

消費者庁が定める調理冷凍食品の定義は以下になります。

「農林畜水産物に、選別、洗浄、不可食部分の除去、整形等の前処理及び調味、成形、加熱等の調理を行ったものを凍結し、包装し、及び凍結したまま保持したものであって、簡便な調理をし、又はしないで食用に供されるものをいう。」

平成20年8月29日農林水産省告示第1367号 第2条

調理冷凍食品の表示

調理冷凍食品に共通する、表示が必要な項目は以下になります。

調理冷凍食品の表示項目(新表示の場合)

  • 冷凍食品である旨
  • 名称
  • 原材料名
  • 添加物
  • 内容量
  • 原料原産地名
  • 内容量
  • 賞味期限
  • 保存方法
  • 原産国名(輸入品に限る)
  • 食品関連事業者の氏名又は名称及び住所
  • 製造所又は加工所の所在地及び製造者又は加工者の氏名又は名称等
  • 凍結直前の加熱の有無(加熱調理が必要なもの)
  • 加熱調理の必要性
  • 栄養成分表示

ただし、これだけではありません。

調理冷凍食品の表示を作成するにあたり、さらに以下の品目に分けて考える必要があります。

  • ① 冷凍魚フライ
  • ② 冷凍エビフライ
  • ③ 冷凍イカフライ
  • ④ 冷凍カキフライ
  • ⑤ 冷凍コロッケ
  • ⑥ 冷凍カツレツ
  • ⑦ 冷凍フライ(その他)
  • ⑧ 冷凍しゅうまい
  • ⑨ 冷凍ぎょうざ
  • ⑩ 冷凍春巻
  • ⑪ 冷凍ハンバーグステーキ
  • ⑫ 冷凍ミートボール
  • ⑬ 冷凍フィッシュハンバーグ
  • ⑭ 冷凍フィッシュボール
  • ⑮ 冷凍米飯類
  • ⑯ 冷凍めん類
  • ⑰ その他の冷凍食品

①~⑯の品目は、食品表示基準指定品目として、それぞれに個別で定義と表示基準が定められています。

「調理冷凍食品」としての表示は、基本的なところは共通していますが、細かい点で表示基準の違いがあります。そのため、まずは表示を作りたい商品が、①~⑰のどの品目に当てはまり必要な項目は何かを確認したうえで、表示を作成する必要があります。

調理冷凍食品の調理方法や原料により食品表示の取り扱いが変わる例

例えば、同じく似たような冷凍食品として「海老を揚げたもの」でも、調理方法や原料により表示の取り扱いが変わります。

  • A…海老の頭胸部・甲殻をとり、衣をつけただけのもの
  • B…海老に他の魚肉・副原料を合わせたものを、えびの形に成型し、衣をつけたもの

Aの場合は、②冷凍エビフライに該当します。

Bの場合は、⑦冷凍フライ(その他)の品目に該当します。

また、それぞれ表示に求められる事項がそれぞれ変わってきますので要注意です。

【A】冷凍エビフライの表示例

冷凍食品の食品表示例A

【B】冷凍フライ(その他)の表示例

冷凍食品の食品表示例B

「冷凍エビフライ」と「冷凍フライ(その他)」それぞれのポイント

基本的な表示は同じですが、Aの「冷凍エビフライ」に該当する場合は、「衣の率」を記載しなくてはならない場合があります。

※ 衣の率が50%(食用油脂で揚げたものにあっては65%、食用油脂で揚げたもの以外のもので頭胸部及び甲殻を除去し、又はこれから尾扇を除去した1尾当たりのえびの重量が6g以下のものにあっては60%)を超えるものに限る。

Bの「冷凍フライ(その他)」の場合は、衣の率の記載は不要となります。また、名称を「冷凍エビフライ」とすることはできません。

冷凍エビフライには定義が決まっているので、その定義を満たしていないものの名称を「冷凍エビフライ」と呼ぶことはできないのです。

これはあくまで一例ですが、このように同じ「調理冷凍食品」の中でも、どの品目に該当するのかによって、表示の必須項目が変わってきます。

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あとがき

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仲田
仲田
品質管理歴5年。前職は食肉加工品メーカー。管理栄養士とお肉博士の資格を持っています。好きな食べ物は牛肉です。

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