おでんの具といえばの絶対定番物から、季節限定の具材、関東関西の地域ネタ、流行りの変わりダネ、おでんの具の入れ方の順番も、フードコーディネーターがおでん雑学満載でご紹介します!!
おうちでおでんを作る時に「どんな具を入れたらいいかな?」と気になる方のためにこの記事を書きました。おでんの具にだしつゆがよ~く染みるためのちょっとしたコツもあわせて解説します。おでん好きな方にお楽しみいただけたら幸いです♩
目次
今回の記事はおでん具材やチーかまなどを販売している株式会社丸善様とのタイアップでお届けいたします!
おでんの具の定番物といえばコレ!!
まずはおでんに絶対欠かせない定番の具から解説します!
だしつゆがよく染みるようになるワンポイントアドバイスもあわせてお話しいたします♩
大根
一番好きな具材は大根という方も多いのではないでしょうか!おでんならではのおいしさがありますよね。
下処理としては、厚めの輪切りにして、面取りをします。面取りをすると、煮崩れにくくなります。また、十字に隠し包丁を入れておくと、味が染み込みやすくなりますので、ひと手間かけてみてください。
そして、そのまま出汁で煮込むのではなく、一度下茹でしてアクを抜きましょう。
長時間かけてじっくり煮込むと味の染みたおいしい大根になります♡
たまご
続いてはたまごです。黄身を出汁に浸しながら食べるとおいしいです♡
茹で卵を作って、出汁に入れて煮込みます。
煮込んだ後に一度冷ますと味が染み込みやすくなります。
半熟がお好みの場合は、半熟の茹で卵を出汁に入れて2時間以上寝かしましょう。
食べる前に熱い出汁に入れて短時間温めてからお召し上がりください!
ちくわ
おでんと言えば焼きちくわ。
ちくわは煮込みすぎると食感が悪くなってしまうのでご注意くださいね。最善のタイミングを見計らいましょう。
他の具材を一通りお鍋の中に盛り付けてひと煮立ちさせたくらいで入れるのがちょうどよいかもしれないですね!!( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ
こんにゃく
下処理をしっかりとするとおいしくなります。
切る前に両面に格子状に切り込みを入れると味が染み込みやすくなります。
表面に塩をつけてもみ込み、その後沸騰したお湯で1分程下茹でしたあとに出汁で煮込みましょう。
はんぺん
ふわふわとした食感がおいしいはんぺん。
火を入れると一気に膨らむので、食べる直前に加熱して、食感が変わらないうちに食べましょう。お鍋に入れるのは最後の最後で!
さつま揚げ
食べ応えのある練り物。下処理で油抜きのひと手間を加えると油っぽさがなくなります。
ちくわ同様、煮込みすぎにご注意を!!
じゃがいも
煮崩れしにくいメイクイーンのじゃがいもがおでんによく合います。
大根同様に、面取りをして下茹でしてから、おでん鍋に入れて出汁で煮込むと煮崩れしないようにできます。
おでんの定番具材として人気のじゃがいも。おでんのだしつゆがよ~く染み込み、ほっくりとした食感と味わいが見に染みます♡
ごぼう巻
ごぼうの食感と練り物のジューシーさが堪らない!ごぼうが入ると食感が変わりまた一味違ったおいしさになりますね。
こちらもさつま揚げ同様、油抜きのひと手間をかけましょう。
しらたき・糸こんにゃく
こんにゃく同様、定番の具材と言えるしらたきと糸こんにゃく。
こちらもしっかり下茹でしてから出汁で煮込みましょう!
ちなみに、「しらたき」は関東で呼ばれることが多く、「糸こんにゃく」は関西で呼ばれることが多い名称です。元々は製造方法や素材にそれぞれ特長があったようですが、今となってはほぼ同じものだと言えます。違いの名残りで、地域によって呼び名に特長が残っているようですよ。
まだまだあります定番具材
その他にも定番具材と言われてパッと思いつくのは…
- もち巾着
- ちくわぶ
- 昆布
- 厚揚げ
- つみれ
- がんもどき
etc…
等々も定番の具材として人気ですね。
色々な具材を一緒に煮込むと、それぞれの具材から染み出る出汁が合わさってとてもおいしいおでんになります!
おでんの具でお肉といえばコレ!
おでんというと練り物や野菜のイメージがありますが、やっぱりガツンと食べ応えのあるお肉も欲しくなりますねヽ(´ω`*)ノ
おかずにも良し!おつまみにも良し!!お肉をおでんに取り入れたい時におすすめの具材をご紹介します。
ウインナー
和風の味付けでもおいしく食べられるウインナーはおでんにぴったり。コンビニおでんでも定番の具材でもあり、お子様にも人気の具材ですね。
おでんの食べ応えが一気に増します!!
牛すじ
関西地方のおでんでは定番の具材でもある牛筋です。
一度下茹でしたあとにじっくりと時間をかけて煮込みましょう。おでん鍋のだしつゆの旨みのジューシーさが増します!
手羽元
おでんだしつゆの風味が手羽元によく合います!
手羽元は包丁で骨に沿って一本切り込みを入れると食べやすくなりますよ。下茹でしてから出汁で煮込みましょう。手羽先でもおいしく仕上がりますね♩
その他にも、豚バラ肉で角煮のようによ~く煮込んでおでんの具材にするのもおすすめです。ぜひお試しください!
おでんの具ので魚介といえばコレ!
たこ
たこを入れると地味なおでんの鍋に赤色が入り華やかになります。
たこののうまみが煮込むほどに出てさらにおでんが味わい深くなります。
使うのはお刺身のゆでだこでOK。串にさしておでんに入れると食べやすくなります。
結び昆布
おでんの出汁には欠かせない昆布。
昆布を入れる場合は塩蔵の昆布を戻して結んで使うか、市販の早煮昆布を使いましょう。煮込むほどに食感がやわらかくなります。
おでんの具の変わり種はコレ!意外と合うおすすめ食材
続いては、こんなものもおでんに!?という変わり種のおすすめ具材をご紹介します(๑º ロ º๑)
ロールキャベツ
こちらもトマトと同様、色鮮やかな具材です。
おでんはどうしても茶色いものが多くなってしまうので、人を招く際などのおもてなしには、ロールキャベツのような色味のある具材を入れると華やかになります!
まるごと冷凍したものが売っているスーパーもあるのでおでんに便利ですね。ぜひ活用しちゃいましょう♩
ただし、型崩れの原因になるので煮込みすぎないように気をつけてくださいね。
焼売
冷凍や冷蔵の焼売を買ってきて、そのまま入れるだけ。もちろん手作り焼売もOKです!
煮込みすぎると皮が溶けてしまうので、ご注意を。蒸しただけの焼売とはまた違ったおいしさ。やみつきになるおいしさです。
里芋
ジャガイモとはまた違う、ねっとりとした食感がおいしい里芋。
にっころがしもいいですが、上品なおでんの出汁ともとてもよく合います。下茹でした後、出汁で煮込みましょう。
鶏つくね
鍋素材として重宝される鶏つくねですが、もちろんおでんに入れても美味です!鶏のコクのある味が出汁に加わって味わいが深くなります。
鶏ひき肉とネギを使って自作の鶏つくねも美味しいですが、お肉売り場に鍋用のつくねも販売していますので鍋に入れるだけで手間なしです。活用してみましょう。
まだまだありますイチオシの変わり種おでん
その他にも、玉ねぎ、厚焼き玉子、たけのこ、湯葉などもおすすめ!
おでんの出汁はどんな食材でも懐深く、柔軟に受け止めてくれるので、いろいろな食材を試してみても楽しいと思います。
おでんの具の季節限定種はコレ!おでんで旬を味わう
ヤングコーン
春先のおでんにはヤングコーンがぴったり。生の状態で手に入るのはとうもろこしの栽培過程で収穫されるため、5~6月の時期に限定されます。
煮込んでも食感がよく程よく出汁がしみたヤングコーンのおいしさは格別です。形もきれいなので鍋の中でも目を引きます。
生のヤングコーンがあれば洗っておでんに入れるだけ。時期によって手に入らない場合はパウチのものや缶詰でも。
トマト
変わり種の中では、割とポピュラーになってきました。通年手に入るトマトですが、トマトの旬は夏。程よい酸味がおでんのお出汁と合います。色も鮮やかなので、おでんに入れると主役級の存在感になります!
加熱しすぎると煮崩れしてしまうので、湯剥きしたものを出汁の中で温める程度でおいしく召し上がれます。
逆に、とろとろになるまで煮込んで、崩しながら食べるのもおすすめです。2日目のおでんにトマトを加えてあえて崩し、味を変えて楽しむのもいいですね♩冷やしおでんもおすすめな具材です。
おでんの具の地域ネタ比較
お出汁の風味に地域の特長があるように、おでんの具材も地域色があります!!
会社の仲間やお友達などにも「小さい頃に家で食べたおでんにどんな具材が入っていたか」なんて聞いてみると出身地による違いがわかって楽しいと思います♩
今回は関東風おでんと関西風おでんの特長を解説します。
関東風おでんの具の特長
関東風おでんの具の特長は、ちくわぶ、はんぺん、焼き豆腐などでしょうか。
出汁が濃く、しっかりめの味付けなのが特徴です。
関西風おでんの具の特長
関西風おでんの具の特長はたこ、牛すじ、厚揚げなどが定番と言われています♩
出汁は薄めですが、牛すじなど出汁がよ~く出るものが入るので食べ応えありです!!
おでんの具や特徴をフードコーディネーターが関東と関西で比較!詳しい記事はこちら▼
具材の下ごしらえについて
おでんは様々な具材があるので、その分下ごしらえも様々。少しの手間を加えるだけで、味の染み込み方が変わったり、煮崩れを防いだり。
下ごしらえのひと手間が仕上がりのおいしさに影響を与えます。
具材ごとの下ごしらえの方法は、おでんだけでなく煮物などにも応用できるので、おでんを作りながら覚えてしまうのがいいでしょう。
具材によって、鍋に入れるタイミングや煮込み時間が変わってくるので、その点もおいしいおでんを作る上で重要です。
定番おでん具材の下ごしらえの動画はこちら▼
おでんの出汁について
時間がある場合は、昆布とかつおぶしで出汁をとるところから始めてみましょう。
丁寧に出汁を取るとその分おいしいおでんが出来上がります。
おいしい出汁に様々な具を加えることで、さらに旨みが増し、味わい深いおでんが出来上がります。
時間がない場合は、市販のおでんだしや顆粒だし、だしパックを上手に活用してつゆを作りましょう。
おでんのだしつゆレシピはこちらをご覧ください!▽
おでんの具を鍋に入れる順番は?
おでんは様々な具材を一緒に煮込みますが、今までご説明したように、具材によって加熱時間が異なり、その時間によって味に大きな違いが出てきます。じっくり煮込んだ方がいいもの、煮込みすぎると食感が変わっておいしくなくなってしまうものなど様々です。
定番のおでん具材に関して、煮込みはじめからどのような順番に入れるとおいしくできるかを順を追ってご紹介します。
こちらの順番を目安にして、味見をしながら加熱時間を調整してみてください♩
0分
- 大根
- 卵
- こんにゃく
約20分後
- さつま揚げ
- ごぼう巻
- じゃがいも
約30分後
- 焼きちくわ
約40分後(火からおろす2〜3分前)
- はんぺん
便利な「おでん具材セット」を活用して時短おうちおでん
おうちでおでんを楽しむ時に便利な「おでん具材セット」も活用しましょう!
おでんの具材を一種類ずつ店頭で買うのは大変ですよね。まずは定番具材が揃っているセットをベースに、お好みの具材を足すことで簡単におうちで豪華なおでんを楽しむことが出来ます。
丸善様のおでんセットはプロの味付けのお出汁が付いてくるのも嬉しいポイント♩
丸善様の「別鍋仕込おでんセット」は、具材は大根・玉子・こんにゃく・昆布・ウィンナー巻き・鶏つくね・ちくわの7種を各2品入りの計14個入っています。
こだわりポイントは、具材を練り物系とその他系で別々のパウチに分けることで、それぞれに最適な加熱具合を実現した加熱調理済みのレトルトおでんというところ!具材の種ひとつひとつの持ち味を楽しむことができます。
具材を一つずつ購入して調理する手間が省ける嬉しい一品。お出汁が美味しいおでんをおうちで味わうことができる幸せ…♡
株式会社丸善様
株式会社丸善様は、お馴染みの「チーかま」や「ホモソーセージ」など人気商品を多数製造販売している食品メーカー様です。こだわりの「おでん具材セット」も多数取り揃えていらっしゃいます。便利な小鍋用から、海鮮おでん、鶏鍋おでんなど、用途に合わせて選ぶこともできるのが嬉しいですね♩
公式オンラインショップやAmazonなどの通販、または店頭でぜひチェックしてみてください!
おでん以外にも、鍋料理のレシピもあります!気になる方はこちら♪▼
あとがき
今回はおでんの具についてご紹介いたしました。
私は愛媛出身なのですが、もしかしたら私が個人的に定番と思っているおでんの地域ネタも含まれているかもしれません…!?(笑)
ちなみに、おすすめのおでんのだしつゆレシピを知りたい方は下記記事もぜひ読んでみてくださいね(*^_^*)
おでんって本当に美味しいですよね。
あったか~い味わいが身に染みます。おかずにもなり、おつまみにもなり、冬の食卓に欠かせない料理です。お味噌をつけて食べる人もいたり、辛子だったり、けずり粉や青のりだったり、おでんの具材だけでなくトッピングにも個人のこだわりがあると思いますo(・ω・´o)
おでんを食べる時、このブログ記事を思い出していただけたら嬉しいです。
フードコーディネート事業部スタッフ一同でインスタも日々更新中です!
季節の料理の写真をこつこつ毎日アップしているので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!イイネやフォローも頂けるととっても励みになります!いつもありがとうございますっ!
フードコーディネーター加賀城
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