オージーフーズフードコーディネートチームブログ

料理撮影の背景布・背景材とは。スタジオ備品300種以上完備

料理撮影の背景布・背景材について解説します。プロが料理撮影の背景に用いるクロス類やバック材について、わかりやすい撮影例で詳しくご紹介いたします。

背景として用いる布や資材のそれぞれの特長、使い方のコツやテクニックなどを解説します。料理写真も料理動画も、いざ撮るぞとなると「背景をどうするか?」という点が気になりますよね。実際に僕たちが撮影した作例をたくさん掲載してご紹介いたしますので、背景選びの参考にどうぞ!

料理撮影の背景について

料理撮影の背景布とは

料理撮影_背景布について

料理撮影の際、撮影台の上に撮影したい雰囲気に合わせた背景用のクロス(布)を引いて見せています。被写体となる料理、食材、テーブルコーディネートなど、全体を見て最適なクロスを選びます。

同じ色だとしても、背景布の生地の質感が変わるとまた撮影の雰囲気もガラッと変わるので、料理撮影時の重要なポイントになりますよ!

スタジオクロス置き場

オージーフーズフードコーディネート事業部の料理撮影スタジオでは、洋風のもの、和風のもの、中華風のもの、様々なシーンに使える背景布を取り揃えています。お客様にも見やすい位置にありますので、実際に手に取って選んでいただきながら撮影もできますよ♩

オージーフーズのスタジオキッチン設備をご紹介いたします。新宿駅から徒歩5分と好立地の自社内に、料理撮影専門のスタジオとキッチン設備を完備しております。もちろん撮影用の備品も和洋中いつでも対応できるように、お皿、ランチョンマット、カトラリー類を揃えています。

黒色の背景布で湯気を映す

料理撮影例_焼売(黒背景)

例えばシズルで湯気がメインの撮影になると、黒やダーク系の色を背景に置くことでシズルをより演出することができます。

こちらの焼売の写真を見てください。これは背景に黒を置くことで、湯気がはっきり見えています。湯気の撮影時は背景を黒やダーク系を選ぶのは必須です!

撮りたい商品イメージに合わせて背景布を選びましょう!

「シズル感」とは目にした瞬間に食欲や購買意欲をビビッと刺激する感じのこと。「シズル感」は目で見て美味しさやみずみずしさが伝わる感じ、五感を刺激するような感覚のことをいいます。「シズル感」 の意味、用語の使い方、実例をフードコーディネーターが解説します。

背景布を使用する時のコツ

料理撮影_背景布のテクニック

背景布はシワをアイロンで伸ばして敷くのが基本ですが、背景布にあえてシワをつけて動きを見せる応用テクニックもあります。

例えばこちらのかぼちゃスープの料理撮影は、あえて布をゆらせて動きをつけています。シンプルに1商品に余白を入れて撮影する時にはこの方法が美しいです。映えますね。雰囲気に合わせて同系色にそろえても素敵写真になります。

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背景布で料理写真はどう変わる?

同系色で素材違いの布を用いた撮影例

例えば、「ピンク色の背景布」と言っても、色味の違いや生地の素材の違いで、背景布は色々なパターンあります。料理撮影の雰囲気や印象もガラリと変わります。

料理写真「お粥」

まずは、鮮やかなピンク色の背景布を用いて撮影しました。

俯瞰から撮影し、色の対比もハッキリして、お粥にグッと目がいきます。

料理写真「天ぷら」

続いて、こちらは和風の生地でピンク色の背景布です。かにの赤がさらに引き立ちますね!

それぞれのピンク色の生地を比べてみて、いかがでしょうか。画面の中に写す料理やお皿と合わせて、色の割合を含めてコーディネートします。同じ色でも多種多様なニュアンスの背景布を用意していますよ。

背景布の色の明るさ暗さで雰囲気が変わる!

背景布の撮影例(白)

白色の背景布(ランチョンクロス)に、ガトーショコラを置いて撮影しました。写真をパッと見た時の印象として、「明るい時間帯の食卓」が連想されますよね。

  • 明るい系の背景布で、ランチやティータイムのイメージを作る。
  • 暗い系の背景布で、ディナーやお酒をのむ時間帯のイメージを作る。

背景布1枚で料理写真から伝わる雰囲気や季節感が変わります。

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柄物の背景布の撮影例

料理写真「チーズ焼き」

また、背景布は柄物も用意していますよ。

優しいドット柄のクロスで、かわいらしく温かい雰囲気に♡

背景布の撮影例(柄物生地)

ちなみに、柄物の背景布をを使うときは、シンプルなお皿を使うようにするとまとまった画像になります。

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僕のお気に入りの背景布はこれ!

背景布の撮影例(少しシワのあるやわらかい布)

この少しシワのあるやわらかい布がお気に入りの背景布です。これ1枚でいろいろと形を変えられるのと、画像で見ても柔らかい感じがお気に入りです!

料理撮影の背景紙とは

背景紙の撮影例(マンゴースムージー)

こちらのマンゴースムージーの撮影には、背景紙を使って撮影しました。

下の背景と壁の背景を同じ1枚の背景紙を使用しています。しっかりとは折り目を付けず、たゆませて自然にボケて全体の背景として映すイメージです。1枚で壁の演出もできる点は、背景紙の便利で良いところですね。

大きめのおしゃれな背景紙があると便利です!

こういう時に背景紙を使う

背景紙の撮影例(和紙)

和菓子の撮影時に、背景紙として和紙を使って演出する事も多くあります。

こちらの撮影例(水羊羹)のように、無地のものと柄物の2種類の和紙を重ねて組み合わせてコーディネートすることもあります。おしゃれ!

料理写真「紅葉和菓子」

和菓子の撮影には、和のお皿と紙で風合いを統一してコーディネートします。

背景紙の撮影例(タイル風の紙)

また、こちらの撮影例(コーヒークリーム)も背景に紙を用いています。一見するとタイルの上のようですが、実はこれも背景紙です!

背景紙は写真で見ると、本物に化けてきます。

実際にタイルを用意するのは大変だけれど(場所も取るし)、そんな時に「タイル風に見える」紙があると便利ですよね♩

最近は100円ショップなどでもおしゃれな資材が揃っています。お気に入りの背景紙と巡り会えるかもしれませんね( *´艸`)料理撮影をよくする人は要チェックです☆

料理写真撮影の背景板とは

背景板とは

とくに「テーブルの上で食事をするイメージ」が湧きやすいのが背景板です。

背景板は料理撮影でもメインに使う素材になります。背景板は万能で、和・洋・中・デザートなど様々なイメージで活用されます。料理撮影で重要な「食べる雰囲気」に印象付けられるのは木目の背景板です。

こういう時に背景板を使う

背景板の撮影例(温かみがあるお店の雰囲気)

例えば、こちらの撮影例(刺身ジュレ)は明るい色で木目調の背景板を使用しています。板に木目があると温かみがあるお店の雰囲気を出すことが出来ますね。

料理写真「はちみつ漬け」

くるみのハチミツ漬けは、ほっこりと木の温かみのある写真に。添えるスプーンも木製で揃えました。最近はテーブルの空気感を撮るのが流行りなので、様々なテーブルイメージに合う木目調の板を用意しています!

背景板を変えると料理写真はどう変わるか

背景板の撮影例(シュトーレン)

背景板を変えれば印象はがらりと変わります。落ち着いた、暗い色の背景板を使うと、しっとりとした冬らしい雰囲気になります。

イメージによってさまざまに合わせられるのが背景板の良いところです。

背景板を手作りする場合

背景板の撮影例(手作り背景板)

背景板として本物のバック材を仕入れてもいいですが、今は絵柄のシート(大判シール)が売っているので、それを板に貼るだけで簡単に背景板が完成します!

こちらの撮影例(マシュマロココア)の背景は、大理石風の絵柄のシートを板に貼って手作りした背景板です!こうして写真でみると、大理石のテーブルに見えませんか!?笑。商品名で言えば「カッティングシート」や「リメイクシート」「インテリアシート」などで探してみると良いと思います♩

本物の、本格的な背景板はいつも良い状態に保っておくのがけっこう大変で、いざほしい時に理想的な質感のものがなかなか手に入らなかったり…。そんな時はお手軽に手作りできるお手製の背景板がおすすめですよ!

背景に合わせた小物や食器の選び方

メインで映したい料理を決めてから、背景と一緒に使うお皿やカトラリーを選びましょう。その料理を食べる想像を膨らませることで、背景、小物、食器が決まりますよ!

また、料理の季節感に合わせて選ぶことも重要です。

料理がおいしそうに見える背景とは

背景板の撮影例(親子丼)

料理がおいしそうに見える背景といえば、やはり木目の背景板は外せません!

木目に布を合わせても良いので、おすすめです。

撮影時の構図

これぞド定番!「日の丸」構図

これぞド定番!「日の丸」構図

日の丸構図と呼ばれるシンプルかつ定番の構図です。撮りたいものをドン!と画角の真ん中に配置します。直球勝負でストレートにその料理の魅力そのものを伝えたい時に良い構図です。

また、カタログなどの商品写真を撮影する際にも商品形態撮影などでも使う構図です!

あえて中心からずらす「C字」構図

あえて中心からずらす「C字」構図

あえて中心から少しだけずらして撮ることで、お皿の縁がアルファベットの「C」のように映ることから、「C字構図」と呼ばれる構図です。左側を画角から外して「逆C字」で撮ることもありますね。

おしゃれな感じになります。背景にカトラリー等を映し込むと、よりおしゃれに!

上品な食卓のイメージ「S字」構図

上品な食卓のイメージ「S字」構図

2つのものを対角線上に配置し、アルファベットの「S」字の構図で映す構図です。食卓のイメージ撮影だったり、レストランで対面で食事をしているイメージの撮影にぴったりですね。

インパクト大の「手前」構図

インパクト大の「手前」構図

手前のものにグッとピントを絞って撮影する構図です。印象的で、おしゃれな一枚になります。手前構図での撮影のコツは、背景の料理を自然に映り込ませることです!

映える人気構図「賑やかな食卓」構図

映える人気構図「賑やかな食卓」構図

また、最近流行りの構図といえば「賑やかな食卓そのままのイメージで配置して映す」構図でしょうか。構図のセオリーにとらわれず、おうちの食卓に気軽にお皿を並べる感覚でスタイリングします。そこに人の手などを映り込ませるとなおイマドキ!な感じになりますね♩

SNS用の写真撮影や、イメージビジュアル撮影などにぴったりです。

フードスタイリングについて食のプロが丁寧に解説します。フードスタイリングのコツ、フードスタイリストについて、フードスタイリストとフードコーディネーターについて、実際にプロのスタイリングで盛り付けたフード写真の実例とともに、わかりやすく詳しくお話しいたします。

オージーフーズの料理撮影スタジオには背景用の道具が300種類以上揃っています!

スタジオ備品(クロス類)

オージーフーズの料理撮影スタジオには、背景布はもちろん、背景紙や背景板などなど、撮影用の背景をいろいろと取り揃えております。

合わせて使う造花類、季節ものの小物類もたくさんありますよ!撮影用の備品は他にもまだまだたくさんあります!ご希望のイメージがありましたら、お気軽にご相談ください!

食器は1500皿以上!

クロス類は300種以上!

自社スタジオ内に料理撮影のための備品を完備しています。

お客様のご依頼に合わせて、また流行や需要に合わせて、備品もどんどん新しいものを増やしています!(^O^)/僕たちフードコーディネーターが食器屋さんを巡って集めたとっておきのカトラリー類が揃っていますよ。

また、お客様よりご好評いただいているのが背景材や備品類の使用料金もすべて撮影価格に含まれている点です。料金が明確でわかりやすい!と嬉しいお声を頂戴しております。

料理動画撮影とは。プロの撮影方法やテクニック、フード・料理動画撮影に用いる機材や道具、私たちの料理専門の撮影スタジオ設備を写真や動画とともに詳しくご紹介いたします。実際に撮影した作例も多数掲載し、わかりやすく具体的に解説します。プロの現場を知りたい方必見!

「この料理(商品)を美味しそうに撮るには、どんな背景が合うんだろう?」と気になる方、イメージだけでもお気軽にご相談くださいませ。お客様のイメージぴったりのご提案、コーディネートをいたします!

写真も動画も、料理の撮影は料理撮影専門のオージーフーズフードコーディネート事業部にお任せくださいませ!

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フードコーディネーター下川

2015年入社。調理師免許と食育インストラクターの資格を持っています。好きな食べ物はホルモン、ステーキ、白いご飯。得意なことは水泳です。前職は都内の某高級ホテルのレストランで料理人をやっていました!

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