「残荷(ざんか)」とは、配達すべき荷物が正しく配達されない物流事故で、不明品、商品が現場、倉庫に残っている状態をいいます。残荷には、2つのパターンがあります1つは、当日に出荷すべき商品を輸送業者に引き渡すことができておらず、倉庫に残っている状態。2つ目は、当日出荷すべき商品を輸送業者側が倉庫に商品を置いたままにしてしまう状態です。出荷すべき荷物が倉庫やターミナルに残ってしまっていると、お客様の元に正しい荷物が届かず多大な損失を与えてしまうことになります。物流現場では自動化が取り入れられているが、まだまだ人手に頼る作業もあり、うっかりミスや見落としなどが生じることもあります。そのため、物流現場に出荷物が残っていないか作業終了後に確認するかをチェックする「残価チェック」の取り組みが必要です。また配送物が多くなりすぎて、トラックに載せきれずに積み残しが発生することは、年末年始などの出荷量の多くなる繁忙期に起こりやすい事故です。